いつでもどこでも・あの人流
カフェインレスコーヒーのおかげで妊娠中も
朝飲むコーヒーの楽しみを続けられる
建築家・岡野道子さん
Interview
コーヒーを飲むようになったきっかけを教えてください。
岡野父親がコーヒーメーカーで入れてくれたのが最初です。コトコトと音がしてコーヒーのいい香りが漂って……中学までの記憶はそんな日曜の朝のコーヒーとともにあります。もちろん、そのころはブラックで飲めなくて牛乳を入れていました。ただ、砂糖を入れないのは当時からいまも変わらずで、コーヒーを甘くしない代わりにクッキーやチョコを食べていましたね。
ブラックコーヒー・デビューはいつ頃だったのでしょう?
岡野高校生ですね。学校が終わってから塾がはじまるまでの間、チェーン店のコーヒーショップで勉強するようになって「ミルクを入れないほうが美味しい。ブラックのほうがシャキッとする!」と思うようになって。同時に時と場合によって缶コーヒーも飲むようになっていました。それというのも、進路を決める際に、絵を描くのが好きで得意だし、塾で一番にもなったので美大に進学するのもありかな? と思って、東京芸術大学を受験することに決めました。デッサンの勉強をするために、神社仏閣をスケッチしていたときに、屋外は寒いので暖をとるためにも缶コーヒーをよく飲んでいましたね。当時は、缶コーヒーのブラックは種類が少なくて、見つからなかったら「太るなぁ」と思いながら微糖を飲んでいましたね。
基本的にはコーヒーはドリップ派で、外出時は缶コーヒー。インスタントコーヒーを飲む機会はなかったのでしょうか?
岡野家にもあったのでときどきは飲んでいましたが、インスタントコーヒーは大学に入ってからはよく飲むようになりました。建築学科は模型作りや他の課題も多くて、とにかく睡眠時間が少ない毎日。学校に泊まることも多かった。そんな日々なので、コーヒーをドリップしている暇もないというか、待っているとイライラするので(笑)、インスタントで魔法瓶いっぱいのコーヒーを一気に作ってチビチビ飲む毎日でした。私は濃い目が好きなのですが、その調節もインスタントコーヒーなら簡単ですし、重宝していました。
コーヒーが岡野さんの人生にずっと寄り添っている印象ですが、なくてはならない存在ですか?
岡野そうですね。目が覚めるし、落ち着くし、軽快にもなって、私にとって朝のスタートを切る飲み物がコーヒーですから。仕事柄、近くにコーヒーショップもコンビニもない土地に行くこともあるのですが、インスタントコーヒーを買う余裕もなく現地入りして、朝コーヒーを飲めないときは、落ち着きません。本当に朝に飲む1杯のコーヒーは私の日課。だから、妊娠したときは「コーヒーどうしよう?」という考えが頭に浮かびましたね。社会人になってから、一時期は自宅でコーヒー豆を焙煎して会社に持っていって飲んでいたくらいでしたから。
そこまで本格的だと、妊婦特有の悩みでもある“カフェインをとらないためにコーヒーを飲めない”というのは、ストレスが溜まりそうです。
岡野そうなんですよ。ほんの数年前なら、カフェインレスのコーヒーは簡単に手に入れられなかったと思うので、子供を授かったのがいまで良かったです。ちょうど妊娠のタイミングでカフェインレスのコーヒー豆を売っているチェーン店のことを知ったので、豆を買って、挽いて、ドリップして飲んでいました。大学で講義する外出時は、お店で買うこともありました。ところが、しばらくしてスタッフがカフェインレスのインスタントコーヒーを見つけて買ってきたんです! それで使い始めたら、早いし、なにより楽。本当にカフェインレスのインスタントコーヒーは私にとってありがたい存在です。おかげで、好きなコーヒーを我慢せずに妊婦ライフを送っています。
Afterword
- 妊娠中のいまはカルシウム補給のために、牛乳をたっぷり入れて飲んでいます。カフェインレスのインスタントコーヒーと牛乳は相性がいいですよ!
- 事務所で愛用しているカップはたっぷり量が入る大きめサイズです。取っ手がない方が見なくてもつかめるので、好きですね。コースター代わりに使っているのは、仕事で使った見本のタイル。耐水性もあるので使いやすいですよ。
Profile岡野道子さん
埼玉県出身。建築家(一級建築士)
東京理科大学理工学部建築学科卒業後、同大学大学院修士課程修了、東京大学大学院工学系研究科博士課程中途退学を経て、伊東豊雄建築設計事務所へ。2016年に独立し、現・株式会社岡野道子建築設計事務所を設立。東京理科大学非常勤講師、芝浦工業大学建築学部特任准教授。公募型プロポーザル最優秀賞を受賞した熊本県の「甲佐町住まいの復興拠点施設」ほか、被災地の街づくりの活動にも従事する。
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