インスタントコーヒーの楽しみ方HOW TO ENJOY COFFEE

いつでもどこでも・あの人流

仕事の手を止めずに好みの味を楽しめる
“心の潤滑油”インスタントコーヒー
プロゲーマー・百地裕子さん

2011年にアメリカを拠点とする世界最大級の名門プロゲーミングチーム「Evil Geniuses」にスカウトされ、日本人初の女性プロゲーマーになった百地さん。格闘ゲームやレースゲームで現役として活躍する一方、現在は世界で活躍できる後進選手の育成、イベントの企画・運営を夫婦で行う。一般的には遊びと思われるゲームが現在「e-sports」と呼ばれ世界で盛り上がっているジャンル。練習は「あっという間に6時間くらい経つ」という、集中力を見せる百地さんの日常には、どんな形でインスタントコーヒーが関わっているのか。

Interview

コーヒーはいつから飲みはじめたんですか?

百地大学時代で、キッカケは地元に戻って行った教育実習でした。指導案を作るのが大変で睡眠時間も満足にとれなくて毎日眠くて仕方なかったときに親が入れてくれたインスタントコーヒーが最初です。

それまでコーヒーを飲もうと思わなかったんですね。

百地実家では父がドリップコーヒーを淹れて飲んでいましたが、私は飲むことはありませんでした。それというのも、小学6年生から陸上競技をやっていて中京大学の体育科学科へ進学と、ずっとスポーツの世界にいたので、飲み物といえばお茶やスポーツドリンク。「コーヒーを飲もう」と思う機会も、コーヒーを選ぶタイミングも教育実習まではなかったんですよね。

ご両親に作ってもらったはじめてのコーヒーはいかがでした?

百地眠けを覚ますためにブラックだったので、「苦い……」と思いながら飲みましたね。夜なので手軽に、とインスタントコーヒーを入れてもらってたんですが、それまでまったくコーヒーを飲んでいなかったこともあってか、眠気を吹き飛ばしてくれました(笑)。

現在もブラックを愛飲されているんですか?

百地はい。教育実習が入口だったからか、事務作業のときはインスタントコーヒーをブラックで飲みます。夫と運営しているゲーミング会社の方では、次世代の育成やイベントの企画・運営もするマネジメント業務があるので主な仕事は事務。デスクに座って作業していると眠くなるので、ブラックで眠気覚ましをしています。

ゲームの練習中は飲まれるのでしょうか?

百地そういうときは、スティックタイプの砂糖入りカフェオレですね。私は『ストリートファイター』シリーズほかの格闘ゲームを主にプレイするんですが、対戦相手の動きをみて反撃するタイミングをはかったり、どの技がいいかを瞬間的に考えないと勝てません。勝つためにけっこう頭を使うせいか、糖分が欲しくなるんですよね。シューティングゲームをしているときも、銃で撃ち合う緊張感があるからか、無性に甘いものを飲みたくなります。

どんな理由でスティックタイプを愛用しているのでしょう?

百地作るのが簡単で、すぐパソコンの前に戻れるからです。ドリップコーヒーは心の余裕がある大人な感じがして憧れるんですけど、お湯を入れてしばらく待つ時間の余裕がないというか。練習をしていると時間がアッという間に経って、6時間もプレイしていることもよくあります。そのくらいが「ちょっと疲れたな」というタイミングなので休憩をとるんですが、コーヒーを入れたらパソコンの前にすぐ戻りたい。練習中の合間にほんのひと息つくだけなんですよね。なので、砂糖も入ってるスティックタイプのカフェオレは、お湯をわかだけですぐ飲めるからいいと思います。ブラックは飲むと「事務やるぞ!」になるのでサポート、カフェオレは「プレイで集中した後のリラックス~」だから癒やされる。そんな感じで、スティックタイプと瓶入りを状況に合わせて楽しんでいます。

Afterword

牛乳たっぷりのコーヒーが自分の中で“流行り”になるときは、大学時代にバイトをしていた某喫茶店チェーンのレシピを参考にしてコーヒー2:牛乳8くらいで作ります。少ないお湯でインスタントコーヒーを溶くのがポイントですね。
インスタントコーヒーを作ったら、すぐプレイルームに戻って、プレイをしながら少しずつ飲みます。そのため冷めないように保温カップを使っています。黒と白の2種類をそのときの気分に合わせて色で選んでる感じですね。

Profile百地裕子

プロゲーマー。兵庫県出身。大学在学中、10年ぶりにリリースされたゲーム『ストリートファイターIV』をゲームセンターでプレイしたことで幼少期以来ゲームに目覚め、大会に出場するようになる。北米のプロゲーミングチーム「Evil Geniuses」にスカウトされ、日本人初の女性プロゲーマーへ。ゲームは「楽しさを人と共有できて、自分の成長を感じられる」という思いと共に、ゲームに携わり続けられる形を模索し2015年に『忍ism』を設立。取締役として次世代の育成やイベント主催などを行いゲーム文化の発展に貢献すべく精力的に活動している。

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