インスタントコーヒーの楽しみ方HOW TO ENJOY COFFEE

いつでもどこでも・あの人流

集中力を使うトライアルレース終了後
疲れを癒やす、インスタントコーヒーの甘さ
トライアルライダー・小玉絵里加さん

オートバイで岩や崖など、自然の障害物があるコースを走り抜けるトライアルレース。10セクションに分けられたコースを2回ずつ、いかにミスがなく足を地面に着けず走れるかを競う競技です。このトライアルレースの世界選手権レディースクラスに日本代表として出場し、日本ランキング2位(2016年~2019年)という活躍をする小玉絵里加さん。集中力・持久力・瞬発力が必要とされる競技中は水分を摂るのもままならず、それだけに終了後に飲む甘いカフェオレは、疲れた身体に染み渡り格別の味わいだとか。

Interview

インスタントコーヒーをよく飲まれるということですが、どんなタイミングで飲まれるのでしょう?

小玉まず、朝ですね。白湯を飲んで少し落ち着いたらカフェオレ。朝は甘いものが飲みたいので、使うのは加糖のスティックタイプです。それに、なにより朝が弱くてギリギリまで寝ていたい方なので(笑)、“早い・美味しい・分量を量らなくていいのが楽”なスティックタイプを重宝しています。練習の合間にも飲みますね。父のバイクショップでもインストラクターをしているので、ショップに出たり、子供に教える日を除いたりすると、バイクの練習とトレーニングに使えるのは週3日。その3日のうち、山にバイクの練習に行く日は、自宅でカフェオレのスティックタイプをステンレスマグカップに作って持っていきます。冬の山は寒いので、休憩で温かくて甘いコーヒーを飲むとホッとしますね。

レース時はどうでしょうか?

小玉レース前はスタッフが作ってくれるので、朝イチで飲みます。ただ、レース中は難しい。合計5時間のレースは、1分で走れる1セクションを10セクション、各2回ずつ走るのでバイクのライディング時間は正味20分です。自分のライディングの順番を待つ時間の方が長いのですが、その待機の間に給油や壊れた箇所を修理したり、先に走る選手のライディングを見てコースでの位置取りや流れを見て作戦を考えたり、集中力を上手にオン・オフしたりと、やるべきことがたくさん。そのうえ、水分は水のペットボトル1本を持つのが精一杯。コース上は私とアシスタントひとりのペアで動きますが、アシスタントは必要な道具を持ち歩くので、余分な物を持てません。それに、そもそも水すら飲む時間がないことがほとんど。レース当日は朝6時に会場入りして、8時にスタートしたら5時間ほぼ水分を摂れないので、終わった後に飲むコーヒーは…美味しいですよねぇ。終わった直後は神経が高ぶっているのもあって空腹を感じるよりも、まず喉の乾きを癒やしたくなります。しかも、疲れているから甘さを求めているのもあって、スティックタイプの加糖のカフェオレを飲むことが多いですね。

カフェオレや加糖タイプがお好きなようですが、ブラックは飲まれますか?

小玉飲みますよ。昼からはブラックコーヒーに切り替わります。練習中は現地でお湯をわかして飲むときもありますし、家でももちろん。家でブラックコーヒーを飲む場合はビン入りのフリーズドライを大きめのマグカップにカレースプーンでこんもり1杯。目分量です(笑)。ただ、どちらにしても練習に行く日はスティックタイプでコーヒーを作りますし、1日1回は必ずコーヒーを飲むから消費量が多いので、スティックタイプのインスタントコーヒーの特売を見つけたらいっぱい買っちゃいますね。カフェオレ、ブラックをメインに、ほかにもスティックタイプで発売されている商品を数種類。取り出しやすいように蓋を切った箱を3~4箱はキッチンに置いています。無くなると、ストックからその箱に追加する感じですね。

かなりコーヒーがお好きなようですが、いつ頃から飲まれるようになったのでしょう?

小玉両親も朝イチにコーヒーを飲む習慣があったので、気づいたら飲むようになっていました。その量が増えたのは、会社員をしていたときですね。営業職に就いていたのですが、本当によくコーヒーを飲んでいましたよ。子供のころ、親が飲んでいたコーヒーを「苦い!」と思っていたはずなのに、どんどん好きになっていって。いまや1日1回は必ず飲みますし、レース後にホッと一息つける飲み物になるなんて不思議ですよね。

Afterword

「たくさん入るし保温も抜群!」と新しく買ったステンレスマグです。スティックタイプのカフェオレを2本入れて、ほんの少しだけ豆乳を入れるのが私流の作り方です。豆乳は美容と健康に気を使っているというか…(笑)。
練習や外出で持っていく時は、最後に氷を入れます。車で移動しているのですが、車中でも飲みたいのに熱々だと飲めませんよね? 朝はバタバタで作ったらすぐ家を出るから冷ます時間がないので、温度を氷で調整しているんです。

Profile小玉絵里加

奈良県出身。トライアルライダー
『HRCクラブぱわあくらふと』所属。トライアルのチームを運営していた父親の影響で、小学校低学年から子供用のバイクに慣れ親しみ、11歳からトライアルレースをスタート。2013年の世界選手権フランス大会で日本代表として初出場し、2014年のアンドラ大会で2年連続出場。2016年~2019年は全日本トライアルレディースクラスでランキング2位に。また、全日本トライアルレディースクラスの新設に携わり、2015年には初代選手会会長に就任しモータースポーツの発展にも尽力している。

Archive

インスタントコーヒーは生活の一部!
一流パティシエの楽しみ方とは?

シェフショコラティエ/パティシエ・江口和明さん
くわしくはこちら

仕事の手を止めずに好みの味を楽しめる
“心の潤滑油”インスタントコーヒー

プロゲーマー・百地裕子さん
くわしくはこちら

時計製作中に起きる煮詰まった考えから
救ってくれるインスタントコーヒー

独立時計師・牧原大造さん
くわしくはこちら

仕事の手を止めずに好みの味を楽しめる
“心の潤滑油”インスタントコーヒー

演芸写真家・橘 蓮二さん
くわしくはこちら

クリエイティブの “エンジンオイル”であり
映画では登場人物の心模様を映す小道具にも

映画監督・内田英治さん
 

『ミッドナイトスワン』 (C)2020 Midnight Swan Film Partners

くわしくはこちら

寝起きと休憩の「小さなご褒美」を
共に過ごすための人生の相棒

落語家・柳亭小痴楽さん
くわしくはこちら

集中力を使うトライアルレース終了後
疲れを癒やす、インスタントコーヒーの甘さ

トライアルライダー・小玉絵里加さん
くわしくはこちら

カフェインレスコーヒーのおかげで妊娠中も
朝飲むコーヒーの楽しみを続けられる

建築家・岡野道子さん
くわしくはこちら

国立科学博物館 標本資料センター コレクションディレクター(兼)分子生物多様性研究資料センター長。博士(Ph.D) 真鍋 真さん

厳しい環境で行う恐竜の化石発掘調査は
インスタントコーヒーで食後の“リセット”を

国立科学博物館 標本資料センター コレクションディレクター
(兼)分子生物多様性研究資料センター長。博士(Ph.D) 真鍋 真さん
くわしくはこちら

小説家・フランス文学研究者 小野正嗣さん

自分好みの濃さで楽しむインスタントコーヒー
執筆活動を支える目覚めの1杯

小説家・フランス文学研究者 小野正嗣さん
くわしくはこちら

アルパインクライマー・山岳カメラマン 平出和也さん

インスタントコーヒーは未踏ルートに挑み
山から生きて帰るための選択

アルパインクライマー・山岳カメラマン 平出和也さん
くわしくはこちら

格闘家・BRAVE主宰 宮田和幸さん

レスリングと格闘技の現役時代、
減量と集中力を支えたインスタントコーヒー

格闘家・BRAVE主宰 宮田和幸さん
くわしくはこちら

山岳カメラマン 宮下秀仁さん

北アルプスの山々を撮影した後の
極上の一杯で心身ともにほっとひと息

山岳カメラマン 宮下秀仁さん
くわしくはこちら

女優 鷺沼恵美子さん

舞台の稽古中にインスタントコーヒーで
深呼吸とともに頭も心もリフレッシュ

女優 鷺沼恵美子さん
くわしくはこちら

ネイチャーフォトグラファー 柏倉陽介さん

自然のなかでゆったり過ごすために
欠かせないインスタントコーヒー

ネイチャーフォトグラファー 柏倉陽介さん
くわしくはこちら

コーヒーアート 藤原英樹さん

自分らしい絵を模索してたどり着いた
画材としてのインスタントコーヒー

コーヒーアート 藤原英樹さん
くわしくはこちら

ダイビングインストラクター 藤原歩さん

ダイビング後のインスタントコーヒーが
海中で冷えた体を中から温める

ダイビングインストラクター 藤原歩さん
くわしくはこちら

料理研究家・ビューティーレシピスト 松見早枝子さん

ひとつまみ加えるだけで味の幅が出る
インスタントコーヒーのほろ苦さ

料理研究家・ビューティーレシピスト 松見早枝子さん
くわしくはこちら

森の演出家 土屋一昭さん

自然の中でいただく黒みつの甘さが
体に染み渡るインスタントコーヒー

森の演出家 土屋一昭さん
くわしくはこちら

トラベルジャーナリスト 寺田直子さん

インスタントコーヒーは海外取材中に
ひと息つくために欠かせない飲み物

トラベルジャーナリスト 寺田直子さん
くわしくはこちら