いつでもどこでも・あの人流
自然の中でいただく黒みつの甘さが
体に染み渡るインスタントコーヒー
森の演出家 土屋一昭さん
Interview
自然とインスタントコーヒーは相性が良いように思えますが、土屋さんはどのような時にインスタントコーヒーを飲まれるのでしょう?
土屋本当に日常的に飲んでますね。まずは朝ごはんの後、濃いめに入れた1杯。目を覚ます目的もありますが、ガイドウォークの前にコーヒーでリラックスをしたいんですよ。そして、夕方に薄めに入れた1杯。遅い時間に濃いコーヒーを飲むと、興奮しちゃうんで(笑)。僕が拠点にしている東京青梅市の御岳駅前でプロデュースしている『ツチノコカフェ』ではお店なのでレギュラーコーヒーを提供していますが、僕自身は簡単に作れて美味しく、濃さを調節しやすいインスタントコーヒーを毎日飲んでますね。
ガイドツアーに訪れたお客様に、ガイド中にコーヒーを出されることはあるんでしょうか?
土屋常にみなさんに提供しています。僕のネイチャーガイドは、自然を見るだけでなく触れる、香るなど五感を大切にした内容で、日々の忙しい生活で優位になった交感神経から副交感神経系を優位にさせてリラックスを促すものです。そんなガイドのラストに僕が歯笛で鳥を呼んで、集まった鳥のさえずりをBGMにコーヒーを飲んでいただきます。みなさん「最高!」などと言われて、あくびをするくらい副交感神経系が優位になって帰って行かれますね。しかも、インスタントコーヒーを入れる水は、御岳湧水。東京を代表する日本酒の澤乃井が使っている、日本の名水百選にも選ばれた水を使っているんです。そこに疲れをとるために、黒みつを入れるので僕の入れるインスタントコーヒーは、ひと味違うと思います。
甘さを足すために黒みつを使うとは珍しいですが、どのような経緯で入れるようになったんですか?
土屋母方の祖母が入れていたのがキッカケですね。戦前にアメリカで料理人をしていて、その後は横田基地でも料理人をしていたので、年齡の割にはコーヒーには親しみがあったのかもしれません。その祖母が僕にコーヒーを入れてくれる時に、必ず黒みつを入れてくれた思い出の味です。それと、実は僕自身、今も甘いコーヒーしか飲めないんですよ。コーヒーそのものは小学校のころから、父が飲んでいたインスタントコーヒーをもらって自分で作って飲んでいたんですけどね。その時もたっぷりの牛乳に黒みつを入れたコーヒー牛乳。今は黒みつだけ入れた、健康的な甘さのインスタントコーヒーを飲んでいます。黒みつ入りだと、苦味が少し薄まってまろやかで優しい味になるんですよね。
インスタントコーヒーの利便性や持ち歩きやすさは山歩きなど自然と相性がいいかと思いますが、お客様に提供する以外にプライベートで山に入る時にも持参されますか?
土屋天然のヤマメやイワナを釣りに行く時も、インスタントコーヒーを持っていきますよ。その時は、密閉できる袋に必要な分だけインスタントコーヒーを小分けして入れて、小さなコンロとケトルも持参してフィールドで水を沸かして飲んでいます。ガイドに参加されるお客様は自然でリラックスされますが、僕はインスタントコーヒーで副交感神経系が優位になってリラックスするんですよ。だから、どんな場所でも簡単に作れて、お湯さえあれば飲めるインスタントコーヒーは重宝していますよ。
Afterword
- “ヤマメを素手で採る野生児”として数多くのメディアに取り上げられ、話題になったことがある土屋さん。そのため、「仕事以外では、釣りのためによく山へ入ります」という。その際は荷物の軽量化のために、インスタントコーヒーを密閉できる袋に入れ替えて持っていくという。
- 仕事終わりには、プロデュースしている『ツチノコカフェ』で必ずインスタントコーヒーを飲んでリラックスする。「インスタントコーヒーの銘柄にこだわりはなくて、その時の気分に合ったものを感覚で買っています」と、土屋さん。
Profile土屋一昭さん
「森の演出家」の第一人者として、東京都青梅市の御岳にある築150年の古民家を拠点に活動。生まれ育った青梅市に残る自然を五感で感じさせる自然体験を行うサービスを提供しているほか、メディアへの自然体験の協力、東京都や青梅市の特産品の地産地消活動など幅広く活動をしている。
公式サイト『東京マウンテン』http://www.tokyomountain.jp/
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