いつでもどこでも・あの人流
レスリングと格闘技の現役時代、
減量と集中力を支えたインスタントコーヒー
格闘家・BRAVE主宰 宮田和幸さん
Interview
インスタントコーヒーは、どんなシーンで飲まれますか?
宮田朝は絶対に飲みますね。寝起きは水を飲みますけど、朝ごはんを食べないで主宰するBRAVEのジムに向かうので、着いたらまずインスタントコーヒーを1杯。生徒の練習を見たり技を教えたりしながら飲んで、それから僕自身が動きはじめるという感じです。飲んでいるのは、だいたいスティックタイプのインスタントコーヒー。ジムにはポットくらいしか置いてないので、便利なんですよ。1日4杯以上コーヒーを飲みますけど、そのうち2回はスティックタイプのインスタントコーヒーを利用しています。個包装で鮮度が保たれているところも、スティックタイプは僕の好みですね。
コーヒーを飲みはじめたキッカケは?
宮田社会人になってからです。当時はまだ新入社員の仕事として“お茶係”があって、そこでコーヒーを淹れるようになってから興味をもって飲みはじめました。飲んでいたのはアイスコーヒーだったから、苦味が強いウーロン茶みたいで、最初は特別美味いとは思っていませんでしたよ。
そこから、1日4杯以上も飲むようになったのには理由がありますか?
宮田一番大きいのは、レスリングの試合前の減量がキツかったことです。ブラックコーヒーは、運動前に摂ると酸素摂取量を高めて脂肪代謝を手助けしてくれる飲み物だと知ってから、飲むようになりました。それと、集中力を高めるため。僕、毎日4杯以上飲んでいたコーヒーを、現役時代は試合の3~4日前だけ止めていたんです。そうすると、カフェインに慣れている僕でも試合当日に飲むと意識が覚醒する。だから、レスリングの現役時代から海外遠征にインスタントコーヒーを持参していましたね。国によっては紅茶文化のため、飲みたいときにコーヒーを飲めないこともあります。特にレスリングの遠征先で多かったロシアは紅茶文化。カフェでコーヒーを1杯とか気軽に飲める環境ではなかったので、必ず日本からインスタントコーヒーを1瓶、持っていきましたね。
遠征先の海外でインスタントコーヒーを買って、日本との味の違いを楽しむようなことはしなかったのですね。
宮田食べ慣れないものを摂ると身体が弱るから、現地の食べ物は口にしません。各国料理が揃うオリンピックの選手村の食堂でも、試合前はただ見るだけ。それと、大会で海外に行く場合、僕は10kg減量しなければならなかったことも大きな要因のひとつですね。食べるのが好きで海外に行ったら現地の食材を見るのが楽しみなのに、目移りして減量の妨げになりかねないからスーパーにも行けない (笑)。でも、今でも海外には必ずスティックタイプのインスタントコーヒーを持っていきますよ。朝は絶対コーヒーを飲むので、現地でコーヒーが飲めないことになるのがイヤだからという理由なんですけどね。使うことなく日本に持ち帰ることもありますけど、コーヒーを飲む度に開けるスティックタイプだと、鮮度を気にしなくていいのも使い勝手がいい理由ですね。
Afterword
- 親がインスタントコーヒー派だったこともあって、僕も慣れ親しんでいました。20年以上、インスタントコーヒーを飲んでいますけど、最近は本当に美味しくなったなと思います。
- コーヒーはブラック派。飲むのは100%ブラックですね。朝一番は目を覚まして集中力を高めるために、濃い目です。スティックタイプの場合は少しお湯を少なめにして、濃さを調整していますね。
Profile宮田和幸さん
茨城県出身。10歳からレスリングをはじめ、シドニーオリンピック・フリースタイル63kg級日本代表に選出された。全日本レスリング選手権大会フリースタイルで優勝3回。2004年に総合格闘技デビューし、『K-1』や『HIRO’S』などのリングで活躍しながら、2009年に自身が主宰するジム『Brave』をオープンし、格闘家と指導者として活躍した。2018年12月31日の『Rizin14』の山本アーセン戦で一本勝ちをおさめ、現役を引退。
[オフィシャルブログ]https://ameblo.jp/kazuyukimiyata/
Archive
インスタントコーヒーは生活の一部!
一流パティシエの楽しみ方とは?
シェフショコラティエ/パティシエ・江口和明さん
くわしくはこちら
仕事の手を止めずに好みの味を楽しめる
“心の潤滑油”インスタントコーヒー
プロゲーマー・百地裕子さん
くわしくはこちら
時計製作中に起きる煮詰まった考えから
救ってくれるインスタントコーヒー
独立時計師・牧原大造さん
くわしくはこちら
仕事の手を止めずに好みの味を楽しめる
“心の潤滑油”インスタントコーヒー
演芸写真家・橘 蓮二さん
くわしくはこちら
クリエイティブの “エンジンオイル”であり
映画では登場人物の心模様を映す小道具にも
映画監督・内田英治さん
『ミッドナイトスワン』 (C)2020 Midnight Swan Film Partners
くわしくはこちら
寝起きと休憩の「小さなご褒美」を
共に過ごすための人生の相棒
落語家・柳亭小痴楽さん
くわしくはこちら
集中力を使うトライアルレース終了後
疲れを癒やす、インスタントコーヒーの甘さ
トライアルライダー・小玉絵里加さん
くわしくはこちら
カフェインレスコーヒーのおかげで妊娠中も
朝飲むコーヒーの楽しみを続けられる
建築家・岡野道子さん
くわしくはこちら
厳しい環境で行う恐竜の化石発掘調査は
インスタントコーヒーで食後の“リセット”を
国立科学博物館 標本資料センター コレクションディレクター
(兼)分子生物多様性研究資料センター長。博士(Ph.D) 真鍋 真さん
くわしくはこちら
自分好みの濃さで楽しむインスタントコーヒー
執筆活動を支える目覚めの1杯
小説家・フランス文学研究者 小野正嗣さん
くわしくはこちら
インスタントコーヒーは未踏ルートに挑み
山から生きて帰るための選択
アルパインクライマー・山岳カメラマン 平出和也さん
くわしくはこちら
レスリングと格闘技の現役時代、
減量と集中力を支えたインスタントコーヒー
格闘家・BRAVE主宰 宮田和幸さん
くわしくはこちら
北アルプスの山々を撮影した後の
極上の一杯で心身ともにほっとひと息
山岳カメラマン 宮下秀仁さん
くわしくはこちら
舞台の稽古中にインスタントコーヒーで
深呼吸とともに頭も心もリフレッシュ
女優 鷺沼恵美子さん
くわしくはこちら
自然のなかでゆったり過ごすために
欠かせないインスタントコーヒー
ネイチャーフォトグラファー 柏倉陽介さん
くわしくはこちら
自分らしい絵を模索してたどり着いた
画材としてのインスタントコーヒー
コーヒーアート 藤原英樹さん
くわしくはこちら
ダイビング後のインスタントコーヒーが
海中で冷えた体を中から温める
ダイビングインストラクター 藤原歩さん
くわしくはこちら
ひとつまみ加えるだけで味の幅が出る
インスタントコーヒーのほろ苦さ
料理研究家・ビューティーレシピスト 松見早枝子さん
くわしくはこちら
自然の中でいただく黒みつの甘さが
体に染み渡るインスタントコーヒー
森の演出家 土屋一昭さん
くわしくはこちら
インスタントコーヒーは海外取材中に
ひと息つくために欠かせない飲み物
トラベルジャーナリスト 寺田直子さん
くわしくはこちら